こんにちは、ポケザウルスです。
「子供に囲碁を習わせたい!」
「囲碁って何歳からできるの?」
「何から始めたらいいの?」
そんな親御さんの声に答えます。
次男は5歳、囲碁という存在を知らない状態から約1年で、13路盤と呼ばれる囲碁盤で対局ができるようになりました。
13路盤とは、プロが対局で使用する碁盤のいわばミニチュア盤です。
息子と試行錯誤で囲碁に取り組むこと1年。
「子供にはこの本が読みやすいな。」
「最初はこんなことから学べばよかったな。」
親なりに思うことがたくさんありました。
これから囲碁を始めたい!と考えているお子さんや親御さんに向けて、記事にまとめます。
よろしければご参考にどうぞ。
囲碁教室に飛び込む前に、入門本を読むべきだった
「将棋を習いたい!」
私と息子が飛び込んだのは、囲碁将棋教室でした。
あれ?囲碁が習いたかったんじゃないの?
そうなんです、最初は祖父と遊んだことのある将棋を習いたいと思って、教室のドアをたたきました。
しかし、そこは囲碁も将棋もどちらもやってみよう!という教室だったのです。
囲碁の知識と言えば、はるか昔にヒカルの碁をさらりと読んだことがある程度の私。
息子にいたっては、囲碁を見たことも聞いたこともありませんでした。
丁寧に囲碁のルールを教えてくださったのは、おじいちゃん先生。
「囲碁は将棋と違ってルールが少ないから簡単だよ。」
後から考えると、確かに囲碁はルールの少ないゲームです。
ただルールが少ないゆえに、初心者にとっては一体どこに石を置いたらいいのか、さっぱり分からないゲームでした。
もちろん息子もぼけーっと聞いているだけ。
いや、聞いているんだかどうかも分からない感じでした。
その後も定期的に教室に通ってみましたが、なんとなくでも先生の言うことを理解するのに半年はかかった気がします。
その半年の間に、自宅でも初心者向けの本を読んで、囲碁の勉強をしました。
結論:囲碁を習おうと思うなら、教室に飛び込む前に入門本を読んだほうがいい。
すべて理解しようと思わないで大丈夫です。
なんとなく見たことがある、聞いたことがある程度になっておくだけで、先生の話を聞くのがだいぶラクになります。
囲碁教室に入る前に読みたい2冊の入門書
マンガでわかる囲碁入門
絵柄が新しく、オシャレなので今時のお子さんが読むにはピッタリのマンガです。
小学校5年生の男の子が初めて囲碁を知り、19路盤(プロが使用する碁盤)で対局できるようになるまでを描いています。
このマンガを読んで、囲碁の基礎知識に一通り触れておくと、教室に行ったときに先生の話が理解しやすくなるでしょう。
囲碁がとっても強い、プロの井山裕太(いやまゆうた)さんが監修をおこなっています。
いちばんわかりやすい ぼくのわたしのこども囲碁教室
こちらは囲碁のできるおじいちゃんが、お孫さん向けに書いた・・風な本です。
最初から最後まで、囲碁の初心者がよく使う9路盤で解説しています。
9路盤とは、プロが使う碁盤(19路盤)のミニチュアのミニチュアくらいの大きさの碁盤です。
初心者がいきなり19路盤を前にしても、何をしたらいいか、さっぱり分かりません。
まずは9路盤で基礎を固めて、徐々に大きな碁盤にステップアップしましょう。
9路盤で何度も対局してみよう
入門本を読んで囲碁のことが少し分かりましたか?
「まだまだ、さっぱり分からない」というのが本音だと思います。
そうです、囲碁は本で碁盤を見ているだけでは、なかなか理解できません。
実際に碁盤を買って、本を見ながら並べてみることをおすすめします。
オススメの9路盤
囲碁のプロも所属する日本棋院から発売されている9路盤です。
盤も広く、石もほどよい大きさ。
初心者のころはお世話になりますが、成長につれて、ほとんど使わなくなるのでお手頃なものを選びましょう。
うちの子落ち着きがないんだけど、囲碁教室に連れて行っても大丈夫?
囲碁教室に1年通う中で、いろんなお子さんや親御さんに会いました。
- 親がとても熱心だけど、子供のやる気が伴わず、親子げんかが始まる。
- 囲碁に対する興味はあれど、椅子に長時間座っていることが難しく、最後まで対局できない。
- 対局に負けたり、先生から出された問題が解けず、泣き出す、暴れ出す。
身体だけでなく、心も成長途中のお子さんにとって、定期的に囲碁教室に通うことは、大人が考えているよりハードルが高いことなのかもしれません。
子供は落ち着きがなくて当然です。
ただし囲碁教室に通わせたいと思った場合、少なくとも対局が始まってから終わるまで(30分程度)は椅子に座っている必要があります。
そのため、まずはお子さんが教室に通えそうかどうか、体験に行くことをオススメします。
多くの囲碁教室では体験教室をおこなっています。
最初は親御さん付き添いの元、教室になじめそうかどうか、一緒に考えてあげてください。
もし対局に集中するのが難しそうであれば、しばらくの間自宅で入門本を読んで勉強する方がいいかもしれません。
教室に行かなくても、囲碁が学べる、対局ができるアプリもあります。
自宅で学べる囲碁アプリのオススメ
対局する前に!囲碁のルールが学べる問題集です↓
AIを相手に9路盤での対局もできます↓
囲碁は何歳からできるの?
息子は手探りながらも5歳で一通りのルールを覚え、対局ができるようになりました。
そのため本人に興味があり、親も一緒に勉強する気があれば、幼稚園児や保育園児でも囲碁を楽しむことはできると思います。
しかし、やはり未就園児で囲碁を学んでいるお子さんはとても少ないです。
実際に子供囲碁教室に通っているのも小学生中心です。
未就園児で囲碁を習いたい場合は、親御さんの付き添いが必須だと感じます。
9路盤が狭く感じたら13路盤にステップアップ
9路盤での対局が物足りなく感じるようになったら、13路盤にステップアップしましょう。
ここまで記事を読んでくれた方なら碁石は持っているはず。
13路盤は碁盤だけ買いましょう。
ここでも成長につれ、使う頻度が減る碁盤なので、お手頃な物を買うことをオススメします。
碁盤 13路と9路 木製合板囲碁盤 入門者 初心者に最適 表13路盤 裏9路盤 囲碁 コンパクト 軽量 収納便利 囲碁教室 囲碁部 大会 碁会場 などに便利 両面使える 木製合板囲碁盤
簡単な詰碁(つめご)=囲碁の問題に挑戦してみよう
「囲碁ってどんなゲーム?」から、13路盤での対局ができるようになったお子さんをまずは大いに褒めてあげましょう。
ここまでの間に多くのお友達が囲碁から離れていったはず、よく頑張りましたね。
これだけ囲碁を楽しめるようになったお子さんなら、少し難しいクイズにも挑戦してみたいはず。
囲碁には対局とは別に、詰碁(つめご)という問題があります。
- 相手の石を取るため、どこに置くべきか?
- 自分の石を生かすため、どう動くべきか?
詰碁を解くことで、実際の対局にも強くなれます。
まずは簡単な問題から挑戦してみましょう。
こちらは初心者のために作られた詰碁集です↓
詰碁を解くことで、また一歩、囲碁の世界を広げることができます。
解説はちょっと難しいので、一緒に碁石を並べながら読んであげてください。
入門、初心者のためのはじめての詰碁―対象入門~15級 (詰碁で棋力UPシリーズ)
今後も子供が飽きるまで、ぼちぼち囲碁を続けたいと思います。
それでは、またの機会にお会いしましょう。