息子は肌が乾燥しやすい体質のようです。
一番ひどかったのは、1~3歳くらいのころ。
夜中に全身がかゆくて眠れないと、何時間も泣き続けました。
自身がそこまで肌が弱くなかった私は、かゆみの原因や対策が分からず、途方にくれました。
それから自分なりに勉強し、息子が6歳となった今、かゆみは大きく軽減したようです。
泣き疲れて朝を迎えることも少なくなりました。
同じような悩みを持つ親御さんが少しでも楽になりますように。
私がおこなった子どもの乾燥肌対策を記録しておきます。
※息子は皮膚科にかかりましたが、はっきりとアトピーの診断は受けていません。ただ、先生にはアトピー性皮膚炎と診断したとしても注意することは同じだよと言われました。
記事は参考程度にご覧になり、主治医とご相談されることをおすすめします。
皮膚科に行こう
何はともあれ、子どもの乾燥肌に悩んだときは皮膚科にかかりましょう。
息子が赤ちゃんのころ、頬が乾燥し真っ赤になるのが気になった私ですが、親の言葉に押され皮膚科に行くことはありませんでした。
「赤ん坊の肌にベタベタ何かを塗るなんてしない方がいい、そのままが一番いいんだ!」
同じ理由で、市販の保湿剤などを塗ることもしませんでした。
当時の息子の写真は、いつも頬が真っ赤でガサガサです。可愛そうなことをしたと、大変後悔しています。
もっと保湿してやればよかった。周囲になんて言われようともクリームを塗ってやればよかった。
肌の乾燥が気になったときは、どうか皮膚科に連れて行ってやってください。
ステロイドと上手に付き合おう
皮膚科にかかると、症状によってはステロイドという薬を処方されることがあります。
副作用が強いのでは?というウワサもあり、ステロイドという言葉を聞いただけで嫌な顔をする人もいます。
でも、知っておいてください。
ステロイドを使うと、乾燥による肌荒れや湿疹は本当に楽になります。
実際に息子に使用した感想として、用法用量を守って使えば、とても頼りになる薬だと思います。
必要以上に怖がって使用を控えると、辛いかゆみが長引きます。
正しい処方を受けるため、主治医が薬の量や強さを調節しやすいよう、かゆみの状態を定期的、かつ具体的に伝えましょう。
ステロイドや皮膚のかゆみについては、小児科医の吉崎達郎さんが中心となって作られた「子育てハッピーアドバイスもっと知りたい小児科の巻2」がおすすめです。
皮膚科だけでなく、耳鼻科や眼科など、小さな子どもを持つ親御さんが気になる病気の疑問について丁寧に説明されています。
特にアトピー性皮膚炎の子どもに関する親向けのコラムは、息子の皮膚炎に悩んでいる当時、涙無しでは読めないほど心温まるものでした。イラストも多く、本が苦手な人でも読みやすいです。
寒くないのかな?と思うくらいの薄着で過ごそう
乾燥肌に加え、息子はあせもにも悩まされました。
人一倍汗かきのため、少し動くと汗だくになります。
それでも冬の夜は寒いのではないかと、たくさん服を着せていました。
下着のシャツに、長袖パジャマ、その上にさらにフリース仕立てのもこもこ長袖パジャマ。
明らかに着すぎです。でも自分にとって初めての子、それでも風邪をひかないか心配でした。
結果的に厚着のせいで汗をかき、寝冷えするという逆効果を生み出したわけですが・・・。
今は真冬でも半袖シャツに長袖パジャマ(少し厚手の綿素材)で寝ています。
掛け布団は暑い!といって蹴飛ばします。
大人よりマイナス1枚。暑がりの子ならマイナス2枚でもいいかもしれません。
寒くないのかな?くらいでちょうどいいです。薄着を心がけて元気に過ごしましょう。
(もちろん薄着でじっとしていれば子どもでも寒いかもしれません。
薄着にしたからには意識して体を動かすようにしましょう。親子でラジオ体操なんてのもいいですね。)
汗をかいたら、なんどでも着替えよう
「汗をかいたと思ったら、その都度シャワーをしてあげてね。」
夏場、あせもで皮膚科にかかったときに笑顔で看護師さんに言われました。
分かっちゃいるけど毎度毎度はムリ!というのが本音です。
そこでたくさん汗をかいて余裕のあるときはシャワー、余裕のないときは、着替えの回数を増やしました。
洗濯は増えて正直面倒ですが、着替えを増やすだけでも、あせもは軽減されます。
そういえば、あまりにも頻繁に着替えるため、夏場に下着を着せるべきか悩みました。
どうせすぐ着替えるし・・と我が家では素肌にTシャツ(綿100%)を着ることが多かったです。
タンクトップがいいのでは?とも思いましたが、そうすると今度は日焼けの問題が出てくるので、半袖で乗り切りました。
(息子は日焼けにも弱いです、刺激でかゆくなります。)
服の素材に気を配ろう
可愛さ、カッコよさ重視の服を着せたかった・・。
でも、綿でないとかゆくなるんですね、鈍感な私はあまり考えたこともありませんでした。
肌のかゆみを軽減するためには、刺激の少ない綿素材が適しているそうです。
でも、綿にも色々あります。気を付けて選んでも、肌触りが悪くてがっかり・・なんてことも。
決して高いものを買う必要はありませんが、購入前に自分で触ってみて、触り心地がいいなと思うものを選ぶことをおすすめします。
綿素材で助かる点
・毛玉ができにくい
綿素材で困る点
・乾きにくい
・縮みやすい(乾燥機は使わない方がいいです)
・値段が高め
困る点多いなー(泣)
お子様によって綿100%にこだわる必要はないと思います。
我が家では綿が50%以上のものを選ぶようにしています。
あと生地が柔らかく、よく伸びるもの・・種類が少ない!
イオンに入っている丸高衣料(ムージョンジョンなど)にはお世話になっています。デザインは子どもらしく、少し派手目です。
ほかにもシンプル系など、おすすめのブランドがあれば教えてください。
丸高衣料公式ページ(ムージョンジョンなど) ←他サイトに飛びます
ボディーソープやシャンプーを変えてみよう
長男が生まれたころは、何の気なしに赤ちゃん向けのお店で選んだピジョンのボディーソープを使っていました。
ただ、息子には刺激が強かったようです。
(誤解のないように言っておきますが、ピジョンの悪口を言うつもりはありません。我が家の息子には合わなかったというだけです。)
ほかにも数種類、お店で売っているボディーソープを試してみましたが、どれもあまり変わりませんでした。
藁にもすがる気持ちでとびついたのが、ナチュラルアイランドという通販ブランドの商品でした。
雑誌でよく紹介されるのを見てはいましたが、まさか自分が買うことになるなんて。
ここの赤ちゃん用ボディーソープとシャンプーに変えてから、かゆみが少し治まったように感じます。
今では、10本以上同じものを愛用し続ける熱烈なリピーターとなりました。
刺激の少ないボディーソープをお探しの方は、一度お試ししてみてはいかがでしょう。
ナチュラルアイランド公式ページ ←他サイトに飛びます
食事について学んでみよう
近年アレルギーの問題もあるため、特定のものを食べよう!食べないようにしよう!という提言はしません。
ここでは1つだけ。油っぽい食事は避けたほうが肌によいそうです。
油ものを消化する胃腸には大きな負担がかかります。
とはいっても、揚げ物禁止!なんて張り切りすぎなくてもいいんです。
いつも食べているお菓子を少し減らしてみる、揚げ物にする予定の半分を焼き物にしてみるなど、できるところから少しずつ意識してみましょう。
肌のかゆみは1日、2日で大きく改善するものではありません。
肌に優しい環境づくりを心がけ、成長してゆく我が子をゆっくりと見守りたいものです。