Youtuberとか、文化人とか、なんかみんなが本を読んだ方がいいというので、興味のわいた本を少しずつ読んでみることにしました。
ふしぎの国のアリス
名前は知っていたけど読んだことがなかったので、37歳になった今読みました。
文字だけの小説が苦手なので、挿絵があると読みやすい。
アリスのような、可愛いが固まって生まれた女の子に私もなりたかった。
だけどこんな正反対の自分でもそこそこ好きになれたので年を重ねるのは悪くないです。
AmazonのKindle Unlimitedに加入すると、月額費だけで読めます。
日本鉄道廃線史
自分が今現在乗る必要がない、というだけで、赤字ローカル線の運行を即座に廃止してよい理由にはならない、というよりその地域に住んでもいないのに軽々しく口出しできないと思いました。
その土地にはその土地の事情がある。
一度剥がした線路を元通りにするのは、ほとんど不可能に近い。
鉄道が好きな人の気持ちが、少しだけ分かった気がする。
就職氷河期世代
解決できない問題の存在を受け入れ、それを前提とした議論を進めていくことも必要だ。就職氷河期世代 近藤綾子著
日本の果物はすごい
小学生の息子のお友達が3人遊びにきたので、梨をむいて出したところ、だれも食べませんでした。
一緒に出したお菓子に夢中、梨は好きじゃなかったのかな。
結局、我が家の兄弟がすべてたいらげたので母は嬉しかったです。
よく考えたら安くはない、でもそれだけの価値がある果物。
好きな物は、できるだけ買い支えたいです。
この本には載っていないけど、千葉の梨はおいしいよ、オススメします、今度の秋にぜひ。
中学受験 身につくチカラ・問われるチカラ
中学受験の取説本ではなく、心構えを語る本です。
とても優しい語り口で書かれており、子育て本としても役に立つと思います。
中学受験に取り組む子どもたちに求められていること、それは早く大人になることだと私は思います。
- 毎日決まった時間に、決められたことを勉強する
- 週間、月間、年間スケジュールを守りながら生活する
- やりたいことよりも、やるべきことを優先させる
書いていて情けなくなりますが、大人と呼ばれる年齢である私は、どれも中途半端です。
これらのことをサクサクやってのけるお子さんであれば、中学受験がとてもいい経験になるのでしょう。
一方、この生活に大多数の小学生が馴染めないのも無理はありません。
我が家も中学受験について情報をあつめ、検討を重ねた結果、見送ることが最適解だと確信しました。
うちの子に受験はまだ早い。
人生は長い、私たち人間は時間をかけて身も心も成熟していけばいいのです。
とりあえず、高校受験に向けて情報を集めようと思います。
生き物の死にざま
以前に本屋で立ち読みしたものが、文庫本になったので迷わず購入しました。
私は好きですが、万人におすすめできる本ではありません。
タイトルに抵抗がなければ、メンタルが安定しているときにお読みください。
中身は短編集の集まりで、1つの生き物につき数ページ、計29種の生き物が登場します。
懸命に生きる生き物の姿が特集されることは多々あれど、死に方についておおっぴらに語られることはほとんどありません。
生き物は生と死を必ず併せ持つものです。
懸命に生き、懸命に死んでいく生き物の姿を、知ってもらえると嬉しいです。
冒頭に登場するセミは必ず上を向いて死ぬそうです。
なぜなら昆虫は死ぬと身体が硬くなり、脚が縮まり関節が曲がってしまうため、自分の体を地面に対して支えることができなくなるからだそう。
確かに、先日我が家に現れたGさんも死ぬときは仰向けになっていました。
頭から離れなくて辛いのでここで吐き出します、トースターの中にいたんです、やつは。
真夜中にお腹がすき、食パンでも焼いて食べようとトースターを開けた私が悪かった。
トースターの中で逃げ回るやつが見え、あの羽音が聞こえ、瞬時に扉を閉めました。
驚きと混乱を隠せないまま、半泣きでトースターの外側から殺虫剤をかけまくりました。
扉を開けての直接噴射をする勇気はなかったため、完全にお亡くなりになるまで時間がかかりました。
1時間くらいだったかな、仰向けでピクリとも動かなくなったのを確認し、必死の思いでゴミ箱に捨てました。
そして殺虫剤まみれのトースターは粗大ゴミに。
もう二度とこんな経験はしたくないです。
新しいトースターは使うたびに、これでもかと掃除してます。
複雑な感情が入り交じり、なかなかやつを忘れられずYoutubeで検索して動画まで見てしまいました。
もう言葉にできない世界でした。
お好きな方以外は絶対検索しない方がいいです。
これも興味あるよね?って勝手にオススメしてくるネットの検索システムをこれほど恨んだことはありません。
やめれ。