こんにちは、私は小学生の男の子2人を育てる母親です。
お子さんの筆圧気になりませんか?
うちの子の書く字、ミミズみたいにひょろひょろして頼りないのよね。
あら、うちの子なんてゴリゴリ書くから手が真っ黒になっちゃって大変よ!ノートも真っ黒!
子供の字が薄くても心配、濃すぎても困りもの、親の悩みは尽きません。
- そもそも筆圧は濃くなければいけないのか?
- 筆圧が弱いと何が困るのか?
- 反対に濃すぎると、どんな問題が出てくるのか?
あなたのお悩み、一緒に解決しましょう。
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筆圧を強くするためには手指の訓練が必要
2才差の息子たちが書いた実際の線
下の写真をご覧ください。
こちらは同じ家庭で、同じ母親によって育てられた4才(長男)と2才(次男)が、同じ時期に取り組んだドリルです。
写真左が4才の長男、右が2才の次男です。
明らかに、次男の書く線が薄いのが分かります。
鉛筆を持ち始めて間もない2才の次男は、まだうまく手指に力を入れることができませんでした。
思えば長男が鉛筆を持ち始めたときも、同じだった気がします。
つまり、だれでも最初から筆圧が強いわけではありません、筆圧は訓練して鍛える必要があるのです。
書くことに自信がないと筆圧も弱くなる
筆圧が弱いと感じるお子さん、では絵を描くときはどうですか?
文字を書くときより、しっかりと力の入った線を描けるお子さんは多いはず。
もちろん、鉛筆とクレヨンなど道具の違いはあります。
ですが注目してほしいのは、絵を描きたい!という気持ちです。
自分の好きな物、好きなキャラクターを描きたいとき、お子さんの心は意欲と自信に満ちあふれています。
すると自然に絵は大きく、線は濃くなります。
反対に字を書くことより、絵を描くことが苦手なお子さんは、文字の方が筆圧が強く感じられるかもしれません。
つまり字を書くことに慣れていなければ、自信が持てなければ、筆圧が弱くなるのは当然なんです。
筆圧が弱いと、どんなことに困るの?
字が薄いだけなら、濃い目の鉛筆を使えばOK
まあ、ぶっちゃけ鉛筆で書く線が薄いくらいなら、たいした問題ではないんですよ。
これまでより濃い目の鉛筆を使えばあっさり解決。
実際、小学生の使う鉛筆は昔よりやわらかく、少しの力で濃い字が書けるものが選ばれるようになっています。
ニュースでも特集されるほど!私が子供のころはHBの鉛筆が主流でした。
具体的にいえば、学校の推奨する鉛筆の硬さがHBから→Bや2Bに変化しています。
動画で紹介されていた『きれいに消えるかきかた鉛筆』はこちら↓
『少ない回数で消える学習用消しゴム』はこちら↓
日々の生活に困らない程度に手指を鍛えよう!
これからはIT社会だし!
なんなら大人の私たちも鉛筆を持つ時間より、スマホで文字を入力したり、パソコンでタイピングをする時間の方が長いでしょう。
筆圧なんて弱くっても気にしない☆
でも、ちょっと待って!
筆圧が弱いお子さん、ほかに出来ないことはありませんか?
例えば、
- お菓子の袋が開けられない!
- 雑巾がうまく絞れない!
- 服のボタンが留められない!
- ブロックが組み立てられない、外せない!
など、鉛筆の字が薄いことよりも、生活に直結するこちらの方が大きな問題だと感じませんか?
人間が生きていくためには、手指をうまく使って生活していく必要があります。
別に器用になれ!って言ってるわけじゃありません、私も不器用ですから。
自分が生活に困らない程度に手指を鍛えた方がいいぞ!
それに気付かせてくれる最初のタイミングが、「筆圧が弱い」ということなのかもしれません。
筆圧を強くする方法7選
これまで書いたとおり、筆圧を強くするためには、手指の力を鍛える必要があります。
手指の力をつける方法は色々ありますが、日々の生活の中で手軽に取り入れることができるものを7つ集めてみました。
- 姿勢を正す
- 鉛筆の持ち方を整える
- お絵かき、塗り絵、迷路
- 折り紙
- 粘土遊び
- ブロック
- 家事のお手伝い
姿勢を正す
まずは基本となる姿勢を見直しましょう。
ポイントは2つ。
- 背筋が伸びている
- 足の裏が床についている
いやー、自分で書いておいて全然出来てないな、私(笑)
親にできることは、お子さんの体格に合った机とイスを用意してあげることくらい。
成長に合わせて高さ調整のできるイスは重宝します。
それでも、なかなかどうして足はブラブラするし、書くのに夢中になるとどんどん前屈みになっていくものです。
お子さんの姿勢が気になるその気持ち、とてもよく分かります!
でも文字を書こうという意欲も同じくらい大事!
たまに声をかけて、あまりうるさく言わないよう気を付けましょう。
鉛筆の持ち方を整える
鉛筆の持ち方が安定すると、筆圧UPにつながります。
でも明らかにおかしな持ち方でなければ、よし!としてあげてください。
私もいまだに鉛筆の持ち方はちょっと怪しいです、でもなんとか生活できてますから。
親は基本を教えたあとは、どっしり構えることも大切です。
持ち方に不安が残るお子さんは、矯正グリップに手伝ってもらってもいいですね。
グリップを付けた方が安定して書けるなら、その後無理して外さなくてもいいんじゃない?
テストの時間とかは付けたままじゃダメなのかな。
オシャレなものから、変わった形まで色々あります↓
おなじみ、公文式が作っている矯正器具もあります↓
鉛筆そのものに工夫をこらした商品もあります↓可愛い☆
お絵かき、塗り絵、迷路
小さなお子さんが鉛筆の持ち方に慣れるなら、やっぱりお絵かきや塗り絵、迷路がぴったり。
専用のワークを用意しても、自由帳に殴り書きでももちろんOK!
親にできることは、楽しく鉛筆を使うことができる環境作りです。
表紙買いしたくなるほど可愛い☆
息子は迷路がめちゃくちゃ好きでした↓
折り紙
細かな作業が好きなお子さんにオススメしたいのが折り紙です。
紙に折り目を付ける動作、思いのほか指の力が必要です。
ぜひ試してみて!ピシッと折り目が付きますか?
粘土
ちぎったり、つまんだり、こねたり、まるめたり、粘土は手指を鍛えるのにもってこいの遊びです。
うちの子はまだ上手に作品が作れないから・・なんて気にしなくて大丈夫。
こねこねして遊ぶだけでも立派な手指の運動になりますよ。
ブロック
楽しいブロック遊びでも、手指の力を鍛えることができます。
小さなお子さんなら、学研のニューブロックがオススメ。
やわらかいので踏んでしまっても、それほど痛くありません。コレ大事よ!
また、大きめのサイズなので、誤って飲み込んでしまう心配が少ないのも嬉しい配慮です。
大きくなって、ブロックを飲み込む心配がなくなったら、定番のレゴにも挑戦してみましょう。
レゴのブロックをはめる動作は、想像よりも手指の力を必要とします。
さらに外すときは、もっと大変です。
こちらはニューブロックと違って、踏んだらとっても痛いのでご注意を。
レゴと並んで、人気なのがラキューのブロックです。
こちらは基本のレゴブロックよりも、平たい形をしています。
息子たちが作った恐竜です↓はまるときにパチパチ鳴るのが気持ちいい!
説明書通り組み上げるのは大人でも一苦労。
でもその分、達成感を味わえます。ぜひ一度お試しあれ。
家事のお手伝い
お子さんはお手伝いしてますか?
- 洗濯物を洗濯ばさみで挟む
- 割れないよう注意しながらお皿を洗う
- タオルを絞って拭き掃除をする
特別な遊びやワークに取り組まなくても、日常の生活動作で手指を鍛えるチャンスはたくさんあります。
ほかにも
- ボタンの付け外し
- 蛇口をひねる
- ビンの蓋を開ける、など
子供が頑張れば自分でできそうなことは、できるだけ手を出さずに見守りましょう。
子供だって家族の一員、お手伝い大事です。
筆圧が濃すぎて困るお子さんの場合
ここからは筆圧が濃すぎてお困りのお子さんについて一緒に考えてみましょう。
- 力を入れすぎて、すぐに鉛筆の芯が折れてしまう。
- 鉛筆跡で手が真っ黒になってしまう
この場合も筆圧が薄いお子さんと同様に、まずは姿勢と鉛筆の持ち方を確認しましょう。
文字を書くことに緊張しすぎて、余分な力が入っているかもしれません。
上手く書けなくても大丈夫、リラックス、リラックス。
それでも改善しない場合は、鉛筆の濃さを見直すことをオススメします。
子どもに合った濃さの鉛筆を持たせよう
ご存じでしたか?鉛筆は濃いものから薄いものまで、なんと17種類もあります。
濃い←6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9H→薄い
芯がやわらかい鉛筆は濃いめの字が、芯が硬い鉛筆は薄めの字が書けます。
よって筆圧の弱いお子さん→濃いめの鉛筆、筆圧の強いお子さん→薄めの鉛筆をオススメします。
筆圧の弱いお子さんが硬い鉛筆を使うと、字が薄くて見えにくいだけでなく、余計な力を入れる必要があるので疲れます。
筆圧の強いお子さんがやわらかい鉛筆を使うと、手やドリルが真っ黒になります。
筆圧は一概に強ければ良い、弱いから悪いというものではありません。
お子さんの成長に合わせて、適した鉛筆を一緒に選んであげることが大切です。
参考サイト:鉛筆の濃さは大事なポイント 鉛筆友達
一緒に使う消しゴムにも気を配ろう
息子が小学生になって、『消えにくい消しゴムを使っているお子さんが多い』との指摘を学校の先生から受けました。
- 見た目重視で硬すぎる消しゴム
- 削りかすが粉々になって散らばる消しゴム
一見、見た目がよくても学習に不向きな消しゴムはたくさんあります。
大好きなキャラクターがついている消しゴムを選びたくなる気持ちはよーく分かります。
しかし、実際に使ってみてこれはちょっと・・と思ったら定番の消しゴムに交換することをオススメします。
子供の筆圧を強くする方法7選まとめ
これからはITの時代で、鉛筆を持つ機会も減っていくでしょう。
小学校でもタブレット学習が導入される時代です!
鉛筆書きよりタイピングの方が大事になるのか!?
私も大人になって、鉛筆で字を書く機会がめっきり減ったと感じます。
ですが、手指を鍛えることは、ひいては脳を鍛えることに繋がります。
認知症を予防するために塗り絵をおこなうのも、その一環ですね。
ときには、お気に入りの鉛筆とノートを用意して、お子さんと一緒に手指を鍛えてみてはいかがでしょう。
頭の中でモヤモヤしている気持ちを、白紙のノートに殴り書きすると気持ちがスッキリしますよ。