子供に絵本を与えるとき、いちばん大切なことを知っていますか。

どんな絵本を、いつごろ与えたらよいのか?悩めるあなたに1つの道標を紹介します

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目次【本記事の内容】

  1. 松居直 作 『絵本の与え方』
  2. 文字を教えても本好きにはなりません
  3. 昔話絵本について
  4. 「絵本の与え方」を実践してみた結果 長男4歳の場合
  5. 子どもは推薦本を好きになってくれるの?
  6. やっぱり一度は読んでほしい『絵本の与え方』

松居直 作 『絵本の与え方』

『絵本の与え方』は福音館書店の相談役を務める松居直(ただし)さんが書いた文章です。

値段はついておらず、書店で無料配布されています。

福音館書店のホームページでも読むことができます。

こちらからどうぞ→絵本の与え方

絵本は子供に読ませる本ではありません

絵本選びに迷う前に知っておきたい、いちばん大切なこと。

それは絵本は子供に読ませる本ではなく、おとなが読んであげる本だということです。

絵本は子どもに苦痛を与えるものではなく、喜びと楽しみを味わわせるものです。

それゆえ絵本は、役に立ったり、ためになったりするものとは考えないでいただきたいし、まして教科書がわりにするものではありません。

「絵本の与え方」 松居直より引用

私も含め、絵本から何かを学びとってほしい、と願ったことのある親は多いはず。

でも、楽しむだけでいいんですって、少し肩の力を抜きましょう。

文字を教えても本好きにはなりません

なかなか本を好きになってくれない、そんなお悩みをお持ちの親御さん。

早く、1人で絵本が読めるように、一生懸命文字の練習をさせてはいませんか?

考え方は様々あれど、松居直さんは早くから文字を教えても本好きにはならないと説いています。

理由は先程述べたとおり、絵本は幼児に読ませる本ではないからです。

 

もちろん小さな頃から文字に興味を持つこと自体が悪いことだとは思いません。

実際、長男も楽しそうに平仮名のドリルに取り組んでいます。

ただ絵本に関して言えば、文字が読めるようになっても、おとなが読んでやってほしいということです。

実際、年齢が上がってくると文章量も増えて大変ですが、ぼちぼち、読める分だけでも・・。

一冊の絵本を手にされるとき、この一冊の絵本が、わが子にどのくらい多くの喜びと楽しみを与えることができるかを、まず考えてみてください。それが、お子さんが読書力のある、本好きな子どもに育つ確かな道です。

「絵本の与え方」 松居直より引用

「絵本の与え方」には年齢に合わせた福音館書店のおすすめ本も掲載されています。

どんな絵本を選んだらよいか迷っている方には、大いに参考になると思います。

これを機に絵本好きのお子さん、ならびに親御さんが増えますように。

昔話絵本について

とてもためになるお話が書かれている『絵本の与え方』ですが、昔話のくだりについては両手をあげて賛成できずにいます。

松井さんは一般的な見方として、”名作”という文字の入っている本を避けたほうがよいとうたっています。

その考え方に沿って、詳しく翻訳された本を1度は読んであげるべきなのかな、と名作シリーズを避けてみましたが、昔話の原本は小さな子どもにとって少し残酷に思える話も多いです。

世界の厳しさを小さなころから教えるべき、という信条の元、フォローができればよいですが、我が子には正直なところ向いていないように感じました。

そのため我が家では、名作シリーズもフル活用して昔話を楽しんでいることをお伝えしておきます。

「絵本の与え方」を実践してみた結果 長男4歳の場合

※私が「絵本の与え方」を知ったのは、長男が3歳になったときです。

また子どもの成長は個人差が大きいことをご理解のうえ、1つの例としてご覧ください。

 

まず結論として、長男は本が大好きな子どもになりました。

本人の口からも、「僕は本を読むのが好きなんだ。」という言葉が出るほどに。

絵本はもちろん、今はまっているのはポケモンの図鑑です。

図鑑を本に含めるかどうかについては様々な意見があると思いますが、少なくとも長男にとっては、絵本と同様、本として楽しんでいるように見えます。

文字が読めるようになった今でも、やはり読んでもらうのが好きなようで、絵本も図鑑も区別なく、読み聞かせをおこなうようにしています。

子どもは推薦本を好きになってくれるの?

まず伝えておきたいことは、『絵本の与え方』をはじめ、絵本を紹介する本やネットにのっている推薦本を買い与えたからと言って、我が子がすべてを気に入るとは限らないということです。

まあ当然なのですが、でもやっぱり推薦されると期待しちゃいますよね。

推薦本は、我が子のお気に入りを見つける糸口くらいに考えておきましょう。

だれにも推薦されていなくたって、子どもが大好きな本が見つかれば、それでOKです

 

我が家の場合、長男が大好きになった本は、元々次男のために買い与えた『くだもの』という赤ちゃん向けの絵本でした。

本文は、果物の名前と「さあ どうぞ」の繰り返しだけ。それでも本物以上に美味しそうに書かれた絵本に、2人とも実際にかぶりついて、「あむあむあむ」と声を出して食べました。

くだもの (幼児絵本シリーズ)

くだもの (幼児絵本シリーズ)

くだもの (幼児絵本シリーズ)何歳向け、と書いてあるのはあくまでも目安。本人が気に入れば、その時期がベストだったということなのでしょう

やっぱり一度は読んでほしい『絵本の与え方』

「絵本の与え方」には推薦本だけでなく、絵本とはなにか、また親が絵本を読むときに知っておいて欲しい事柄が書かれています。

近年仕事で忙しい親御さんが増え、そんなことを言われても・・と思う内容も正直あります。

ですが、そんな人にこそ1度は目を通してほしい文章です。

私は文章というより、親に向けて書かれた手紙だと思って読んでいます

1日1回が難しくても、仕事がお休みの週1なら、思い立った月1ならどうでしょう。

スマホやテレビを一緒に見るのと同じように、絵本も一緒に楽しんでほしいと願います。

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